中高年の方に多くみられる症状です。
ここでは、坐骨神経痛の具体的な症状と予防にあたっての
ワンポイントアドバイスについてご紹介していきたいと思います。
□ 坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛の症状は、広い範囲に出てきます。
というのも、坐骨神経痛は坐骨神経が圧迫、
刺激されることによって起こる症状です。
坐骨神経は、腰から足にかけて伸びている神経になりますので、
それだけ症状も広範囲に出てくるのです。
お尻、太もも、すね、ふくらはぎ・・・と腰から足にかけて、
痛みやしびれ、張り、冷感、灼熱感、
締め付けられる感じが出てきます。
こういった症状がさらにひどくなると、
少し歩くだけで激しく痛むようになり歩けなくなることもありますし、
寝るときにも激しい痛みで眠ることができないということもあります。
立っていられない、座っていられないということも当然出てきますし、
それまで当たり前にできていたことができなくなってしまいます。
人によっては、左右で足の筋肉に
差が出てくるということもあるようです。
足の裏に正座をした後のようなしびれた感覚
や皮膚が分厚くなってしまったかのような感覚を
覚える方も少なくありません。このように非常に広い範囲で、
さまざまな症状が起こるのです。
このような症状によって、
落ち着いた時間を過ごすことが難しくなっていきます。
□ 坐骨神経痛予防の
ワンポイントアドバイス
健康的な生活習慣を心がけることが挙げられます。
具体的には、立つときや歩くとき、
座るときに正しい姿勢を保つこと、
体を冷やさないようにすること、
肥満にならないよう心がけること、
こまめに体を動かし筋肉が
こわばらないようにすることなどです。
特別なことをする必要はないのですが、
このように基本的なことを実践していくことによって
坐骨神経痛を予防していくことができます。
特に、デスクワークなどで長時間同じ姿勢で
いる方というのは冷えやすいですし、
筋肉もこわばりやすくなります。気が付いたときでいいので、
こまめに体を動かすようにしましょう。